富士ゴルフコース | 富士山エリアの総合ガイド - フジヤマNAVI

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開業80周年を迎えて ~深い歴史と未来の姿~

富士ゴルフコースの歴史

富士ゴルフコースは昭和10年、山梨県で初めてのゴルフ場としてオープンしました。まだ土木用重機も十分ではない時代、溶岩台地を人力で切り開いた開発は困難を極めたようですが、80年を経た現在では手造りコースの風情はコースの名物となっております。
設計は工学博士・明石和衛氏。会心の設計で成る18ホールで、当時のパンフレットには 「弧線を描いて中空に飛ぶ白飛は時に富士の肌をかすめ、時に山中湖を越えて対岸の芝山を跳躍するかのように見える。その雄大豪華なること正に天下無双である」と紹介されていました。
 開場当時は若木であった樹木も今では立派な巨木となり、コースの80年の歴史の生き証人として、今も静かにお客様のプレーを見つめています。

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【特別インタビュー】米沢敬三総支配人が語る、「富士ゴルフコース」の歴史と未来。

8月1日の記念イベント終了後、参加者のみなさんを見送った同ゴルフ場の米沢敬三総支配人は、「今年は戦後70年。その10年前の、ゴルフがまだ知られていない時代にゴルフ場をつくった先人の決断、発想には驚きます」と、感慨の表情を見せると同時に、「こうして80周年を迎えられたのも皆様のご愛顧のおかげです」と、記念の日を迎えられたことに対する思いを語ってくれた。
「私どものゴルフ場はリピーター率が3分の2を超えています。それがメンバーシップコースでしたら、会員さんが使うということで3分の2も当たり前かもしれませんが、当コースは会員制ではない、誰でもプレーできるパブリックコース。当コースをひいきにしてくださって、3分の2以上の方がリピーターというのは、本当にありがたいと思いますね」
 多くのゴルファーを長きにわたって引きつけてきたのは、同ゴルフ場がコピーにもしている「富士山が見えるゴルフ場」ということもあるが、もちろんコース自体にもその理由を見つけることができる。米沢総支配人は言う。
「昭和10年にオープンして、山梨県ではいちばん古いゴルフ場です。3ホールとか6ホールとかでスタートしているゴルフ場もありますから、それをカウントするかで変わるのですが、全国では約2400コースのうち、7番目と言われています。そのころの写真をクラブハウスにも飾っているのですが、グリーンやバンカーの水はけを良くする工事などのほかは、当時のコースにいっさい手が加えられておらず、原型は変わっていません。これまで現場のスタッフは、何度かコースをつくり替えたいと言ったようなんですが、会社のトップは頑として受け入れませんでした。それはダメだと。また、写真に見える木は、まだ細く背も低いものでしたが、それがじつはうまく配置されていて、いまでは、第1打をあそこに打たなければ、第2打であの木が邪魔になるという具合に、とても戦略的になっています。当コースは距離が短めですし、もし、当時植えられた木がいまなかったら、本当に簡単なコースになってしまうと思います。このコースを設計した明石和衛(あかし・かずえ)という人は、鬼才と呼ばれた方ですが、80年前にわれわれ凡人の思いが及ばないようなことを考えていたんでしょうね」
 また、グリーンの仕上がりも、多くの人から驚きとともに、称賛の声を集めている。
「秋にもなると、どうやって打ったらいいかわからなくなるくらい、速いグリーンになります。海外からもお客様がいらっしゃるのですが、『鏡の上でゴルフをしているようだ』などとおっしゃる方もいます。当コースのいちばんの魅力といえば、グリーンということになるのかもしれませんね」
 80周年を迎え、次の80年への思いは? という最後の質問に対し、米沢総支配人の答えは、富士山そばのゴルフ場らしく、「日本一」という言葉を使ったものだった。
「われわれの会社は、2つのホテルとこのゴルフ場を運営していて、スタッフの行き来もあるのですが、その環境を生かして、ゴルフ場のサービスのレベルを、もっとホテルの域に近づけたいと思っています
たとえば、このお客様はアプローチでは必ずピッチングウェッジを使われるとか、芝目は自分で読むので教えると怒られるとか、チャーシュー麺は細麺を好まれるとかいった情報をコンピュータに入力して、みんなで共有するということもしています。お客様には毎回違うキャディやレストランのスタッフが対応しますが、まるでいつも同じ人のように対応できれば、お客様もうれしいですよね。10年前くらいからはじめて、いまではデータがものすごく蓄積されています。
そういった、他のゴルフ場ではあまりされていないだろうことをやっていき、『ホテルが経営しているゴルフ場』、『日本一ホスピタリティにあふれるゴルフ場』にしていかなければ、と思っています。そしてその階段は、かなりステップアップできてきていると思っています」