黒瀬バス停→香貫山→徳倉山→志下坂峠→はまゆう前バス停
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コースのポイント
① 真冬でも歩ける低山縦走コース
② 急坂、虎ロープ設置箇所が多い
③ 登山口がたくさんあり、コース選びが豊富
黒瀬バス停→芝住展望台→香貫山
眺望抜群の芝住展望台へ
黒瀬バス停から少し先にある黒瀬口登山道に入ります。山道を登っていくと車道に出て、香稜台に着きました。小さいですが駐車場(約7台駐車可)もあります。香稜台は沼津アルプスの一番北側に位置する高台で、トイレや休憩所があります。富士山は五重塔(慰霊平和塔)越しに眺めることができます。取材時は3月中旬でまだ桜は咲いていませんでしたが、桜の季節は多くの人で賑わうようです。
再び山道に入り、次は芝住展望台を目指します。途中、香貫山へ登るルートと展望台へ直行するルートに分かれますが、ここはどちらを選んでも大丈夫です。先に香貫山に行くか、展望台に行くかの違いだけです。私たちは分岐で右の展望台ルートを選びました。山腹を巻いていくと林道に突き当たり、これを右折します。すぐに広場があり、沼津アルプス一の展望スポットに到着です。
芝住展望台からは富士山をはじめ、愛鷹山塊、南アルプス、駿河湾、これから向かう沼津アルプス南部の山並みと360度の眺望が楽しめます。たっぷりと雪のついた富士山の眺めを堪能し、名残惜しいですが次のピークへと出発です。さきほどの山道までいったん戻り、香貫山の山頂へ。三角点を確認したら山道を下ります。
香貫山→八重坂バス停→徳倉山→はまゆう前バス停
虎ロープがたくさんある沼津アルプスの核心部へ
次は横山方面に入る登山口を目指して山道をどんどん下ります。登山口の標高は低く、いったんバス道まで下ることになります。山道はじきに車道となり、バス道に合流します。合流したら道を横断してから左に進みます。少し先に登山口がありますが、とても狭いので見落とさないように注意しましょう。「いのしし注意」の手書きの看板が目印です。
登山道に入ると、傾斜のきつい登りになります。後ろを歩く人のために、ここは落石に気をつけたいところです。息が上がってきたところで中弛という平坦地に到着しました。この先まだ急登が続きますので、小休止してから行きましょう。虎ロープのある急坂をゆっくりと登り、次のピークである横山に着きました。横山は樹林に覆われて展望はありません。次は徳倉山を目指します。
横山から横山峠まで下ってきました。横山峠で右に折れ、すぐに左側の斜面についた階段を上がります。しばらく階段状の登山道が続きますので、慌てずゆっくりと登りましょう。傾斜がゆるくなると徳倉山の山頂に飛び出します。芝の生えた広い山頂で、富士山を前にのんびりとくつろげる魅力的なピークです。ちょうどお昼になったので、ここで昼食としました。今回は目玉焼きを作り、パンにはさんで食べました。
徳倉山を後にし、再び急な登山道を下ります。千金岩と名づけられた岩がある場所で視界が開け、前方に駿河湾が広がっていました。海の近くにある山ならではの素敵な風景です。この先も虎ロープのある傾斜のきつい登山道を下り、志下坂峠まで下ってきました。今回私たちはここで下山することにしました。分岐を海側へと下り、はまゆう前バス停へ。住宅街を抜けて西へ進むとバス通り(国道414号)に出ました。