天下茶屋バス停→御坂山→黒岳→破風山→あけぼの荘前バス停
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ポイントのおさらい
天下茶屋バス停→御坂山→御坂峠
天下茶屋前から入山して御坂山へ
コースガイドでは御坂山・黒岳・破風山の3つの山に登るコースをそれぞれ紹介していますが、朝早いバス便かタクシーを利用すれば3つの山を一度に縦走することも可能です。今回は天下茶屋バス停を起点に、三座をつなげた縦走コースを歩いてみましたのでレポートします。御坂山塊の主尾根を歩き、小さなピークをいくつも越えながらの縦走は充実感たっぷり。コース途中から見える富士山と河口湖も見事です。
天下茶屋バス停で下車すると、眼前に裾野を広げた雄大な富士山の風景が広がっています。ここは撮影スポットとして写真愛好家にも知られている場所です。ただし駐車場がありませんので、バスかタクシーを利用するようにしましょう。天下茶屋前にある登山口に入り、階段状の道を上がって行きます。数分で「富士には月見草がよく似合ふ」と刻まれた太宰治文学碑があります。
主尾根に乗るまでは、傾斜のきつい登山道を上がります。歩き出してから30分弱で主尾根にのり、尾根を左へと進みます。小さなピークをいくつか越えていくと御坂山に到着です。御坂山は平な山頂で休憩に適していますが、樹林に覆われていて富士山の展望はききません。でも富士山はこれから先の稜線上からたっぷりと見えますので、慌てずに小休止してから進みましょう。御坂山からさらに小ピークと鉄塔を越え、少し下ったところが御坂峠です。







御坂峠→黒岳→破風山→新道峠→あけぼの荘前バス停
御坂山塊の最高峰、黒岳へ
御坂峠は十字路になっていて、北は藤野木バス停、南は三つ峠入口バス停の登山口から登ることができます。御坂峠からさらに稜線を西へと進み、主峰黒岳を目指します。少し急な斜面をどんどん上がっていきます。本コースでは一番キツく感じる部分かもしれません。峠から50分ほど登りが続き、ついに黒岳山頂に到着しました。
山頂でランチタイムを楽しむ前に、先に南側にある展望スポットへ行ってみました。小さな岩のある展望スポットから眺める河口湖と富士山が疲れを一気に吹き飛ばしてくれます。不思議と元気が湧いてきました。きっとこれが富士山の持つパワーなのでしょう。展望を満喫したら山頂へと戻り、おいしい昼食タイムです。
次は破風山のピークを目指して出発です。黒岳からやや急な登山道を下り、稜線がゆるやかになると破風山はもうすぐです。山頂からは樹林の間から富士山が見えます。破風山から新道峠までの間、展望スポットが2箇所あります。破風山方面からだと第2展望台、第1展望台の順で出てきます。富士山の世界遺産登録を機に、新しい看板が取り付けられていました。新道峠展望台からの眺めは本当に素晴らしく、一見の価値があります。
第1展望台を過ぎた鞍部が新道峠です。「大石」と書かれた案内表示が目印です。分岐から南側にあるせまい登山道を進みました。しばらくジグザグに斜面を下り、新道峠から45分ほどで林道終点に出ました。林道をゆっくりと1時間下っていくと大石公園に着きます。バスまでの時間があれば、大石公園を散策してみてはいかがでしょうか。夏はラベンダーが有名です。





