道路から山中湖へバシャーン!
山中湖を走る一風変わったバス。それが「KABAバス」です。
車体にカバの絵があしらわれており、陸上だけでなく、水上バスも兼ねた水陸両用車となっています。
山中湖近辺の道路からそのまま山中湖へバシャーンと入り、約30分バスの冒険を楽むことができます。
動物のカバは陸でも水の中でも動けることから、KABAバスと名付けられたのだそうです。
KABAバス乗り場のある建物には、カフェやショップも入っています。
せっかくなので、バスの待ち時間を利用して気になるソフトクリーム「富士山ソフト」を注文してみました。
青バラが使われている青い部分は食べるのに少し勇気が必要ですが、口の中でふわっとバラの香りを感じる以外は、思ったよりも普通のソフトクリームといった感じです。
変な味じゃなくてよかったです……。
なお、ほかにも「フジヤマからあげ」や「富士山コロッケ」などが売っています。
湖から富士山が見たい
KABAバスは、外観に加えて内装もカバの絵でいっぱいです。
車高が高いため、普通のバスに乗っているときより、だいぶ目線が高くなります。
バスの中では、ガイドさんが山中湖でチェックしておくべきポイントをクイズ形式で教えてくれます。
そうこうしているうちに、森のような小道を抜けて湖が目の前にやってきます。
湖に入る瞬間の、高く上がる水しぶきは実に爽快。
本当に湖の上をバスが走っています……。
ガイドさんの出すクイズの中には、まるで暗号のような問題もちらほらありました。
これらの答えについては、ここでは秘密です。
ぜひKABAバスに実際に乗ってみて、真相を確かめてください。
また、KABAバスが山中湖の中心まで来ると、ガイドさんが富士山の見える方向を教えてくれます。
言われたほうを見てみると……一面の雲です。
この日は雲に覆われていて、富士山の裾野しか見ることができませんでした。
無念です。
富士山以外の山はいくつか見ることができました。
その後は、しばらく山中湖をスイスイと進んで、出発地点へ戻っていきます。
陸から湖へ走り抜ける爽快感は、想像以上です。
山中湖に来たら、なんとしても乗るべきです。
山中湖にたたずむ白鳥
KABAバス乗り場のすぐ近くには、遊覧船「白鳥の湖」があります。
山中湖にでーんとたたずむ白鳥がそれです。
隣接する建物でチケットの手続きをして、搭乗時間は約25分間、その間、山中湖を巡ってくれるのです。
船の中の椅子は、白鳥のワンポイント柄です。
ドリンクカウンターがあり、2階に上がると外に出れます。
白鳥の湖は、水しぶきを上げて山中湖の上ををどんどん走ります。
山を見るもよし、湖の水を眺めるもよしです。
ちなみに遊覧船の乗り場の近くでは、白鳥や鯉の餌が売っています。
そんな都合よく白鳥がいるものかと思ったら、すぐ近くにいました。
餌売り場の近くにいれば、餌をもらえると学習してしまった白鳥なのでしょうか。
餌を投げると、モグモグ食べます。
よく見ると、すぐ隣には鯉たちが密集していました。
時折、白鳥が鯉の餌を横取りする場面も見受けられました。
そうこうしていると、白鳥がもう一羽やってきました。
聞くところによると、二羽の白鳥が口を合わせてハート型を作っていると、幸せになれるというジンクスがあるそうです。
餌を二羽の間いまいて、無理矢理ハートを作ってみました。
ちょっとズレています。
惜しいです。
遊覧船「白鳥の湖」
船内は木目を生かした生地仕上げのナラ材を使用し、やわらかな曲線を基調とした温かみのあるデザインが施されています。山中湖と雄大な富士山の絶景を愛でながら、湖上クルージングをゆっくりとお楽しみください。
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