まさに天然記念物 白糸の滝
最寄りのバス停を降りると、付近の川がザーザーと音を立てて流れており、この先にある力強い滝を予感させてくれます。
取れたての桃売り場や甘味処を通り過ぎると、見えてくる看板が目印です。
年季の入った売店を背に振り返れば、白糸の滝に到着です。
階段を下りると、さらに近くで白糸の滝が見ることができます。
激しく流れる川を横目に、さらに滝に近づいてみましょう。
最大限まで滝に近づいてみると、富士講の中興の祖・食行身禄の碑がありました。
江戸時代中期以降に江戸を中心に隆盛した富士講の開祖である長谷川角行が、白糸の滝で修行を行っていたのだそうです。
さらに滝に近づいてみると、水しぶきが薄らとかかります。
しぶきを浴びながら滝を眺めると、何とも細く美しい水が流れ落ちていることが分かります。
なるほど、確かに絹糸のようです。
ズームして撮影してみると、その絹糸ぶりがはっきりと見えます。
なお、滝のすぐ近くの売店では、僧侶のかぶっている笠のようなものが売っていました。
これをかぶって滝まわりを行脚すれば、修行僧気分を味わえそうです。