陸の上も湖の上もお手の物!水陸両用バスKABAさん
いよいよ暑さが厳しくなる中、家庭もオフィスも、エアコン温度が高めに設定されていて、
今年はツライ夏になりそうです。
そんな季節におすすめなのが、山梨県、富士北麓の山中湖。
標高約1,000mのこの地には、夏休みになると涼を求めて多くの人が訪れます。
そして、ここ山中湖で今夏注目を集めているのが、
日本ではまだ珍しい水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」。
富士山を眺めながら水陸両用バスを体験できるのは、富士山に一番近い湖である山中湖ならではのお楽しみです。
まずは、「YAMANAKAKO NO KABA」の車体をチェック。
白い車体に描かれた動物のカバさんがチャームポイント。
車体(船体?)は、全長約12メートル、幅約2.5メートルで、34人乗り。
見た目は前から見ると船のようにも見えますが、ボディは角ばったバスそのもの。
後ろから見ると船になった時の動力となるスクリューが取り付けられており、
ボディには大きなカバの絵が描かれた一風変わったデザインです。
このバスのような船のような物体が、陸上からそのまま入水して湖上を走るというのだから、
期待は膨らむばかり。
では早速、乗り場へ!
ザブン!と迫力あふれる水しぶきが魅力的。
山中湖畔の森の中をドライブしてウォーミングアップを終えた”KABA”はおもむろに砂浜へ。
そして、一旦停車したかと思うと、次の瞬間、ガイドさんの掛け声とともに湖へスプラッシュ!
遊園地のウォーターアトラクションのような派手な水しぶきと乗客の歓声が上がり、
湖上クルージングにいざ出航です!
気持ち良いそよ風が吹く湖上を6.5ノット(時速約12km/h)でゆったり進む”KABA”からは
富士山も顔を出し、まさに絶景のクルージング気分を満喫。
ちょっとした船旅だけど、やはり船の上は気持ちいい~。
森林を抜ける陸上から、砂浜の湖畔に出て、湖上へと進んでいくフィールドの変化と、
楽しい演出で魅せてくれる運転手さん、ガイドさんのおかげで盛り上がること間違いなしです。
この夏、ぜひ皆さんも体験してみては?
1枚1枚美しい風景を切り取るような大きな車窓
角ばったダイナミックな車体の1号車に対して、
全体的にまるい雰囲気がかわいらしい2号車もデビュー。
2号車のこだわりのひとつが1枚のガラスでできた大きな窓。
座席から横の窓だけでなく、正面にドーンと広々とした景色が楽しめます。
1号車は4枚のガラスを斜めに配置したクルーザーのようなクールなデザインです。
せっかくなら、新型の2号車に乗って前方の席から景色を楽しみたい!!
山中湖に飛び込むときの、ざぶ~んっ!!と水しぶきが上がる様子は迫力満点です。
印象の異なる2台のKABAさん。どちらがお好み?
2台のKABA BUSを外から眺めてみると、まるで男の子と女の子のような雰囲気の違いが感じられます。
正面から見ても、横から見ても違いは一目瞭然。
直線的な印象の1号車に比べて、船の頭のように張り出たボンネットと
カバの目のように真ん丸のライトが2号車の特徴です。
2号車に新たに加わったポイントが、車体の後ろについたおにぎりを逆さにしたような窓。
座席同じカバ柄のシートに縁どられています。
後方の席に座れば、この窓から船の軌跡(きせき)が見られます。
さらに偶然が重なればカバのフレーム越しにカババスの1号車や白鳥とのコラボレーションも楽しめるかも!?