三ツ峠について
三ツ峠とは、山梨県の都留市、西桂町、富士河口湖町の境にある「山」のことです。
標高は1,785mで、「三ツ峠山」と呼ばれることがあります。
その三つの山は、開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)からなります。
頂上の真下にある屏風岩では、ロッククライミングが行われたりもしています。
三ツ峠の魅力
美しい眺望と高山植物
なんといっても、山頂からの景色は圧巻です。
富士山の眺望が大変綺麗である他、周囲の山を一望することもできます。
また、三ツ峠は高山植物や山野草が豊富で、日本の新・花の百名山の一つに選ばれるほどの「花の山」としても有名です。
開運
三ツ峠は、奈良時代に修験道の祖、役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)により開かれ、その後空胎上人が入山して信仰を広めました。
そのため、現在も霊山として信仰にまつわる多くの史跡が残されており、それらひとつひとつがパワースポットとして注目されています。
登山初心者も楽しめる
三ツ峠山頂につながる登山道は、地元の小学生が遠足でも登るほどなので、どのルートもそれほど難しくありません。
新宿から日帰りできる距離にありながら、登山に慣れていなくても雄大な自然を楽しむことができます。
三ツ峠へとつながるロープウェイ
三ツ峠へとつながる登山道がある天上山には、「富士山パノラマロープウェイ」があります。
このロープウェイを使った三ツ峠登山コースを4つご紹介します。
電車で行くなら三つ峠駅から始まるコース
富士急行線三つ峠駅を下車し、三ツ峠を登ります。
富士山パノラマロープウェイで下山すれば、すぐに河口湖へ着きます。
帰りは、河口湖観光をしたり、温泉で疲れを癒したりするのも良いでしょう。
車で行くなら富士山パノラマロープウェイで往復コース
河口湖湖畔にある県営の無料駐車場まで車で行きます。
その後、富士山パノラマロープウェイで展望台まで登り、三ツ峠登山へと進みます。
帰りは行きと同じルートで下山し、富士山パノラマロープウェイで戻る往復コースです。
太宰治の短編小説「富嶽百景」にも登場したコース
太宰治が好きなら一度は歩いてみたいコース。
実際に、太宰と井伏鱒二が登ったコースです。
三ツ峠登山口バス停からベンチまで1時間弱歩き、そこから40分ほどかけて三ツ峠山頂まで登ります。
帰りは、「母の白滝分岐」、「林道西川新倉線」と辿り、富士山パノラマロープウェイまで歩きます。
山頂までは約1時間半から2時間と短く、地元の小学生の遠足コースにもなっています。
霊峰富士の恩恵。パワースポットコース
信仰の対象でもある富士山には、パワースポットと呼ばれる場所が多数あります。
中でも、「河口浅間神社」と「母の白滝」の二か所が有名です。
このコースでは、河口浅間神社を出発点とし、途中で「母の白滝」を通り、開運の山「三ツ峠」山頂に向かいます。
三ツ峠の豊かな自然に触れ、富士山のパワーを浴びましょう。