富士山に向かう前に、ふらっと立ち寄って散策してみよう!
大月駅から一路富士山を目指して進む富士急行線は、全長26.6km。近づくごと窓外でその大きさを増す富士山の姿は圧巻です。富士急行線の沿線にはバラエティ豊かな観光スポットが盛りだくさんですので、目的地を目指す旅だけでなく、時には寄り道を楽しみながら、富士急行線の本当の魅力を満喫してみてはいかがですか?
富士山周辺の観光の起点「河口湖駅」
富士急行線の終着駅、河口湖駅は平成18年にリニューアルオープンを行い、レトロな外観で観光客を魅了しています。富士登山のシーズンにはたくさんの観光客で賑わい、また、河口湖駅からも雄大な富士山を見ることができ、河口湖にもアクセス抜群です。
駅から徒歩15分で行ける河口湖の湖畔にはロープウェイ、遊覧船など、見るべき、体験すべきところはたくさんあります。
河口湖駅構内にはカフェや、山梨県の名産品などお土産を購入できる売店があります。
富士山と観光客を結ぶ Gateway Fujiyama
快適な空間が広がるゲートウェイフジヤマは、「富士山」と「ひと」をつなぐ観光の起点となる河口湖駅にあります。国内外から訪れる観光客に最大限楽しんでもらえるよう、富士山にまつわる商品を中心に、ここでしか購入できない商品を取り揃えています。
飲食できるエリア「FUJIYAMA Café」は、地元で採れた野菜や生産物を使用した郷土料理や、吉田うどん等バリエーション豊かなメニューを提供しています。店内からきれいな富士山を眺めつつ、味わう食事は格別です!
逆さ富士の名所「河口湖」を周遊できる遊覧船「アンソレイユ号」
河口湖遊覧船アンソレイユ号は、河口湖駅より徒歩10分のところにあります。この船の船内には3つのスペースがあり、1階の船内客室はテーブル、ソファーを設置し、リラックスしてクルージングを楽しめます。晴れた日には2階席スペースがオススメ。広大な富士山やぐるっと360°のパノラマビューを楽しみましょう。
アンソレイユ号が航行する河口湖は、逆さ富士が見られる観光スポットとして知られています。富士五湖の中では山中湖に次いだ大きさを誇り、明るく美しい湖です。 湖には、コイやブラックバスなどの生き物が棲んでおり、春夏秋冬によって彩りを変え、一年中観光客で賑わいます。
富士山の景色や富士急行線の歴史を楽しめる「下吉田駅」
レトロなデザインに改装した下吉田駅は、地域住民を乗せる列車、そして町歩きの拠点としたくさんの観光客に親しまれています。
駅のリニューアルの際、下吉田駅が開業した当初の目新しさと奥ゆかしさを感じれるように、レトロな作りを生かしながらも、現代らしい快適な駅になるという思いから、天井は吹き抜けの構造、富士の尾根をイメージしたテーブルやベンチなど、デザインや設備も充実しています。
新倉山浅間公園
下吉田駅から徒歩圏内で、富士山を眺めるには人気のスポットとして知られている新倉山浅間公園。桜の季節には、富士山と桜を一枚の写真におさめたいと、観光客が常に訪れています。
また、新倉山浅間公園内にある五重塔も、富士山の風景と合わせて撮る写真が人気を呼び、外国から訪れる観光客に人気があります。この五重塔は「忠霊塔」という慰霊塔として建てられています。塔の発祥は第一次大戦に戦死した人々の霊に対して、称え続けることを象徴としたもので、今では富士吉田市のシンボルになっています。
五重の塔から40分ほど歩くと、そこにはアヤメが生えたスポットがあり、6月中旬ごろには鑑賞することができます。
ブルートレインテラス
下吉田駅に併設されている「下吉田駅ブルートレインテラス」。改札内から入場できるようになっています。これまで人々を運んで走り続けてきたブルートレイン「富士」の寝台車が構内に展示され、地元の人々や観光客にとって憩いの場所として開放されています。カフェスペースも用意されており、ブルートレイン関連のグッズの展示販売もされるなど、鉄道ファンにとっては存分に楽しめる場所です。
急行や特急で飛ばしてしまいがちな駅に、たまにふらっと途中下車して散策すると、新しい発見があるかもしれません。