JR中央本線初狩駅→高川山→富士急行線田野倉駅

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コースのポイント
① JRと富士急行線の2路線からアプローチできる
② 大月市秀麗富嶽十二景に選ばれた山頂からの眺めは抜群
③ バリエーションが豊富で、いろいろな組み合わせが楽しめる
初狩駅→男坂・女坂合流地点
初狩駅から林道を進み新コースに入る
コースガイドでは富士急行線禾生駅から高川山に登り田野倉駅へ下るコースを紹介していますが、もうひとつのメインルートであるJR中央本線初狩駅から登るルートを歩いてみましたのでレポートします。このコースは駅から30分ほどの林道歩きで登山口に着くことができてアプローチが便利です。ただし降雨直後は登山道の土がぬかるんで大変滑りやすくなります。注意して歩いてください。
駅を出たら1本目の路地を右に入り、ガードで線路を越えます。突き当りを左へ進み、自徳寺方面に進みます。墓地を過ぎ、林道高川山線をひたすら上がっていきます。簡易トイレのある場所から5分ほど歩くと、新ルートの登山口がありました。今回は新ルートを歩きますので、階段状のせまい登山道を上がっていきます。次第に傾斜がきつくなり、オレンジ色の防護柵に沿って登っていきました。
新ルート登山口から30分ほどで男坂と女坂の分岐点に到着。女坂はやや遠回りになりますが、歩きやすい傾斜の緩いルートです。男坂は尾根を直登するルートで距離は短いですが傾斜はきついです。どちらでも好きな方を歩きましょう。今回は女坂をのんびりと歩いてみました。途中で玉子石コース(沢コース)からの道と合流し、大きく山の中腹を巻くように上っていくと男坂と合流しました。案内表示にしたがって山頂を目指します。







男坂・女坂合流地点→高川山→田野倉駅
こじんまりした山頂に到着!松葉集落へと下山
さらに登山道を30分ほど歩くと、ついに山頂に到着しました。ここからの眺めは大月市秀麗富嶽十二景のひとつに選ばれています。空気の澄む秋から初冬の頃がおすすめです。天気が良ければ富士山だけでなく、雁ヶ原摺山や九鬼山、遠くには南アルプスも見えます。眼下には都留の集落が広がっています。展望を楽しんだ後、今回は田野倉駅へと下ります。山頂から東へ下るルートはいくつかありますが、ここでは松葉コースの案内表示に従って下りていきます。
小さなピークを越えると、松葉コースと古宿コース(禾生駅)・中谷入コースの分岐がありました。左の松葉コースを進み、さらに尾根伝いに下ります。山頂から1時間ほどで馬頭観音に着きました。さらに10分ほど進むと、高さ2m以上ある弁慶岩がありました。ここから植林帯の中をジグザグに下り、高度を徐々に落としていきます。
溝状の登山道を下ると、やがて車道に出ました。道標に従って進み、中央道の下をくぐると右に稲村神社と尾県郷土資料館があります。尾県郷土資料館は旧尾県学校の校舎で明治11年に完成したものだそうです。昭和48年に廃校となっていた校舎が復元され、資料館となりました。ここから15分ほどで田野倉駅です。電車の時間に合わせて立ち寄りしてみてはいかがでしょうか。





