富士河口湖町の地産ジビエ肉料理と山梨ワインの「マリアージュ」

本来ワインは、食事との組み合わせを楽しみながら味わう飲み物で、ワインの美味しさを引き立てる最良のパートナーとなる料理との相性を「マリアージュ」といいます。
富士河口湖町の地産ジビエ肉料理と山梨ワインはまさにマリアージュにふさわしい選出といえるでしょう。
日本を代表する国産ワインとして話題の「山梨ワイン」

今や日本を代表する国産ワインとして話題の「山梨ワイン」。
山梨ワインは、日本で唯一地理的表示が可能になったワインで、地理的表示というのは、フランスの「ボルドー」「ブロゴーニュ」などと同様、生産された地域を表示するもので、この承認が日本で得られているのは山梨だけ。
もともと日本ワインは世界ではなかなか認めてもらえなかったのですが、山梨ワインは日本のワインが世界を舞台に勝負をかける、プレミアムなワイン品質であることを証明しています。
お洒落なレストランでも取り扱われている「ジビエ肉」
ジビエ肉とは、狩猟によって、食材として捕獲された野生鳥獣肉のこと。
最近では、お洒落なレストランでも取り扱われている食材です。
ジビエ肉の中でも、様々な調理方法で注目されているのが鹿肉。
鹿肉は、鹿の性別や生息環境、捕獲される季節、猟師のスキル、食肉への加工プロセスによって肉の品質の格付けが大きく変わります。
富士河口湖町の「地産ジビエ」のこだわり
富士山の麓は、鹿たちが生息するには、水も、空気も、鹿のエサになるドングリなどの自然環境も、素晴らしい条件が満たされています。
このような環境で育った鹿は、世界最高峰のジビエと言われるエゾジカにも劣らない最高の肉質に育ちます。
また、優秀な猟師がその生態系を把握していて、日本国内の中でも優れたジビエ肉が実現しているのです。
「山梨ワイン」を楽しむためのワンポイントアドバイス

富士急ハイランド公式ホテルのハイランドリゾートホテル&スパのレストランのソムリエは、お食事されるお客様に、豊富にあるワインの味わいを、より美味しく、楽しく味わってもらうためのアドバイスを行っています。
山梨ワインの魅力をソムリエに聞きました。
「日本のワインは冷やしても美味しいことが特徴です。
山梨ワインも、お料理によっては冷やして楽しむことができます」
「その土地のワインは、その土地の料理で味わいましょう」
「山梨ワインは、山地にゆかりのある食材と一緒に味わって欲しい」
2015年には山梨ワインと地産ジビエ肉の魅力を伝える「ホテルソムリエたちの夕べ」も行われました。そのイベントでお勧めされたマリアージュが富士河口湖町の地産ジビエ肉料理です。
イベントで紹介されたワインは、全部で5種類。
約80社以上ある山梨のワイナリーの中から、約125年の歴史を持つ丸藤葡萄酒工業のワインが、ソムリエ達によって用意されました。
スパークリングワイン1種、ホワイトワインが2種、赤ワインが2種。中でも話題にあがっていたのでは、ジビエ肉料理のペアリングとして紹介された「2012ルバイヤート プティヴェルド」。
この赤ワインは、「ジャパン・ワイン・コンペティション(日本ワインコンクール)2015」で、全国25道府県のワイナリー99社(752点)のワインの中から「欧州系品種・赤」部門の金賞最高賞を受賞した伝説の銘柄。
今では、入手困難な究極の赤ワインで、ワイン通の間でも大人気です。
「山梨ワイン」のたくさんの種類と銘柄、豊かな味わい
山梨ワインの銘柄には、たくさんの種類と銘柄があります。
しかし、葡萄の原種は大きく分けて「甲州種」と「マスカット・ベリーA」の2種類。それぞれの葡萄は、醸造されるワイナリーによってバラエティ豊かな味わいを生み出しています。
どんなお料理に、どんな山梨ワインが合うのか、是非、ご自分の舌で試してみてください。