フジサン特急2000系ってどんな電車だったの?

富士山周辺エリアへの観光特急電車として、富士急行線初めての特急車両として2002年に導入されたフジサン特急。
「大月駅」から「河口湖駅」約27kmをで45分程で結び、地域の方の快適な交通の足として、長く親しまれていました。
約14年間の間に大月駅から河口湖駅を約1万5千回も往復したすごい電車なのです。
ラストランまでのカウントダウン「さよならキャンペーン」

ラストラン前の平成27年12月19日~平成28年2月7日まで、「フジサン特急2000系さよならキャンペーン」が開催されました。
キャンペーンとして
1.引退カウントダウン顔出しパネルの設置
2.引退記念乗車証明書の配布
3.「フジサン特急フリーきっぷ引退記念デザイン」発売!
があり、
1.さよなら2000系記念入場券 第1弾
2.2001号さよならクリアファイル
3.2000系さよならマフラータオル 第1弾
などの記念グッズも販売されました。
ついにさようなら‥。最後の「運転台見学」

引退日当日に行われた最初のイベントは富士山駅停車中での『運転台見学』。
パノラマ車両である『フジサン特急2000系』の運転台は1号車の客席の上にあります。
窓が大きく開いており、車両の2階部分から覗けば雄大な富士の景色を眺めることができる分、直射日光がよくあたり、夏は暑かったそうです。
スペースはあまり広くなく、運転手が座る座席1つ分しかありません。
車掌によるシートカバーの取り換えを観ることが出来るのも最後でした。
富士山も悲しんでいる?!大雪の中のラストラン!

運転台見学イベントの後は場所を河口湖駅に移して、ラストラン出発式。
ちょうど雪が降り始め、まるで富士山も今までお客様を運んでくれた『フジサン特急2000系』の引退を悲しんでいるかのようでした。
富士急行線駅長や、ラストランの運転手・車掌の紹介があり、いよいよ最後の往復運転です。
雪がどんどん積もるなか、河口湖駅から大月駅まで向かいます。
車内から外を眺めると、降雪のなか、たくさんの方が沿線に立ち、カメラを握りしめ最後の雄姿を眺めておりました。
途中、乗務員がちょっとバタバタするシーンも見受けられ、さすがに最後の登りはつらかったのかもしれません。
30名限定「運転終了後のプレミアムツアー」
