忍野村の景色・鑑賞

忍野八海「お宮橋」の夜桜ライトアップで富士の春を満喫

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忍野村の「忍野八海」は、富士山と共に「富士山構成資産」として世界遺産にも登録され、その美しい自然と富士信仰の歴史から、観光スポットとして多くの観光客が訪れています。春には「新名庄川」沿いのソメイヨシノの桜並木が一斉に花開き、富士山を背景に桜を鑑賞することができます。中でも、富士と桜、橋と桜の散る川、を撮影することが出来るスポット「お宮橋」は人気です。また、夜は期間、時間限定で桜のライトアップが行われ、幻想的な夜桜の風景を見ることができます。そんな「お宮橋」の近くには「忍草浅間神社」が建てられています。「浅間神社」に祀られている木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)と桜の意外な関係とは?

豊富な湧水と豊かな自然の残る忍野村

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山梨県の東南部、富士山麓に位置する忍野村は、標高936メートルの高原の村です。
富士の光と清廉な水を活かした米づくりの他に、高原野菜が作られています。
また、忍野村には山中湖から流れる桂川と、支流の新名庄川が流れており、水質が良く量が豊富な湧水が出ています。
湧水を利用して発展した田園地帯では季節ごとに様々な花が咲き、景観を楽しむことができます。


「忍野八海」は昔は湖の底だった?!

中でも湧水池のひとつの「忍野八海」は有名な観光スポットとなっており、観光客が多く訪れます。



実は「忍野八海」というのは昔は「宇津湖(うつこ)」という湖で水の中だったため、人は住んでいなかったのだそうです。



それが富士山の噴火により「宇津湖」が、「忍野湖」と「山中湖」に分断されました。
そして、地形などの変化で水が干上がり「忍野湖」が枯れてしまい、湧水池が残りました。
それが今の「忍野八海」なのだそうです。



そう言われれば、忍野は、富士五大湖に数えられる「河口湖」と「山中湖」のちょうど中間に位置していますよね。
「忍野八海」では富士山の伏流水と、杓子山から石割山に係る火山山麓からの伏流水から発するきれいな水が、今でも湧いています。



湖だった場所が富士山の噴火が原因で無くなってしまうなんて、自然の力のすごさを感じますね。


「忍野八海」は「富士山構成資産」として指定

忍野八海」は「富士山構成資産」として指定されており、富士山と共に、世界遺産に登録になります。
富士山に登るときに水行を行う、富士修験の霊場としての歴史的価値や、農業地域との密接な関係、その風景の美しさなどが認められました。



「忍野八海」は、「出口池」「お釜池」「底抜池」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」の、一番霊場から八番霊場までで構成されています。
各池には石碑が設置されており、由来や名前、和歌などが刻まれています。
それぞれの池にまつわる伝説も残っているので、興味のある方は調べてみるのも面白いでしょう。



一番霊場の「出口池」は、他の池と比べて少し離れた場所にありますが、一番面積の広い池なのだそうです。
「出口池」の湧き水は「清浄な霊水」といわれ、富士登山を行う行者は、この水で穢れを払いました。
富士修験では、霊場を順番に回ってから、富士山へ登ったのですね。


忍野で桜が楽しめる時期は4月

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忍野で桜が楽しめる時期は、毎年4月中旬から4月下旬です。
特に新名庄川沿いにはソメイヨシノの桜並木が広がり、美しい桜の花びらと共に富士を望むこともできます。
川沿いの土手には桜以外の春の花も咲き、春の訪れを感じられることでしょう。
桜の開花時期によっては5月のゴールデンウィークにかかるくらいの時期にも楽しむこともできるそうです。


富士と桜の撮影スポット「お宮橋」

新名庄川の北側には、「お宮橋」という橋がかかっており、「浅間神社」へ渡ることができるようになっています。



この辺りは有名な写真の撮影スポットです。
木造の橋は新名庄川の土手の景観を損なうことがなく、写真を撮るときに「桜」、「富士山」、「橋」、「新名庄川」を一度にフレームに納めることができるとあって、桜の時期はカメラマンに人気です。
忍野のある山梨県側から富士山を望むのは、午前中の光がきれいに撮影できるのだそうです。
実際に訪れた方は、富士山が目の前に大きく見えることに驚くことでしょう。



「お宮橋」のすぐ横には、「お宮橋」バス停があり、休憩スポット、ポケットパークもあるので、川からの風を感じながら、近くでゆっくり過ごすのも良さそうですね。


浅間神社の神様と桜の関係

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浅間神社でお祀りされているのは浅間大神(あさまのおおかみ)で、また、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)ともされています。
こちらの「木花(コノハナ)」ですが、桜の古名といういわれもありますね。
桜の花びらがはらはらと散る様の美しさと、はかない様子が、美人であったと伝えられるコノハナサクヤ姫のイメージにぴったりな感じもします。
他にも火の神様であったり、神話のエピソードからお酒の神様であったりもするそうです。



歴史的にみると、延暦19年(西暦800年)の富士山の噴火により忍野と周辺では多くの被害が出たといわれ、そんな富士山の噴火を鎮めるために建てられたのが、こちらの浅間神社だということです。
忍草という場所にあるので、忍草浅間神社とも呼ばれています。



本殿は村指定重要文化財に指定され、本殿に祀られている忍草浅間神社の三神像、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、鷹飼(たかがい)、犬飼(いぬかい)坐像は、国指定重要文化財となっています。



境内には、県指定天然記念のイチイの木の群集や、村指定重要文化財の大ケヤキなど、歴史を感じさせる巨木が立っています。


夜は桜がライトアップされ幻想的な雰囲気に

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富士山の神様、コノハナサクヤ姫とゆかりのある桜なのですが、富士山の見えない時間や場所でもオススメできる桜があります。



それは夜桜です。
夜には富士山は見えなくなってしまうのですが、桜の季節には、お宮橋付近など、夜桜の鑑賞用にライトアップされる場所があります。
夜の桜は独特の幻想的な雰囲気につつまれます。
夜桜の雰囲気を楽しんだり、写真を撮りたい場合は、是非、夜に訪れてみてください。



また、昼間は、忍野八海のそれぞれの池を回るのも良いでしょう。
忍野八海の池の澄んだ水に桜が映り込む様子は美しく、里山への春の訪れを感じられることでしょう。


忍野八海へのアクセス情報

忍野八海へは公共機関を使用してのアクセスも可能です。



たとえば、首都圏から電車とバスを利用したアクセスとしては、JR中央線の大月駅から、富士急行大月線の富士山駅に乗り換え、そこから路線バスへ乗り換える方法が便利になっています。
路線バスは、北から散策する場合は「忍野八海入口」バス停、南から散策する場合は「忍野八海(大橋)」バス停で下車するとスムーズです。
また、新宿駅からは高速バスも出ています。


忍野八海の観光情報

忍野八海の観光情報は、現地の観光案内所、観光協会、村役場の観光産業課などで知ることも可能です。
桜の開花時期などチェックしてからの訪問をオススメします。


忍野村観光案内所
〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草239-3
電話:0555-84-4221



忍野村役場 観光産業課
〒401-0592 山梨県南都留郡忍野村忍草1514(忍野村役場1階)
電話:0555-84-7794
FAX:0555-84-3717


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