富士登山の準備

富士登山の前に準備しておくべき服装・装備・持ち物を解説

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こちらは日射病対策に必要です。登山口から樹林帯を抜けると、太陽を直接浴びることになります。山の紫外線は想像以上に強いので、ツバの大き目の帽子を用意しましょう。富士山は突風が吹くことも多く、飛ばされないよう、ゴムが付いていると便利です。クリップ式のゴムが専門店で売られています。


手袋

怪我の防止と防寒用として、グローブ(または軍手)を1枚用意しましょう。転んだときに怪我から手を守ってくれます。真夏の感覚ではつい忘れてしまいがちですが、雨のなかの登山や、山頂でご来光を待つときなどに重宝します。ぜひとも携行したい装備のひとつです。


ヘッドランプ

ご来光を目指して、日の出前の暗い中を歩き続ける富士登山ならではの必要アイテムです。ヘッドランプとは頭につけられるようバンドが付いた登山用のライトで、両手をあけられるのが特徴です。登山用ヘッドランプは小型で軽量、LEDライトで明るく電池の持ちがいいのも特徴です。念のため電池の予備も用意しておきましょう。


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快適なウェア

次は登山のファッションについて考えましょう。もちろんオシャレも大切ですが、登山ウェアは機能のほうがより大切です。


下着

登山中は汗をかき、下着やTシャツは濡れてしまいます。その汗がなかなか乾かないと、体温を奪われて体が冷えてしまいます。この冷えを防ぐ為には、肌に一番近い下着やTシャツを吸水速乾性のある化学繊維またはウール素材のものにすることがベストです。登山ウェアで一番大切なのは、見えない部分の下着なのです。


長袖シャツ

半袖のTシャツのほかに、長袖のシャツを1枚持つようにしましょう。山シャツと言われる定番はチェック柄のシャツですが、長袖のTシャツや薄手のウィンドブレーカーでもOKです。ただし登山中は頻繁に温度調整をするため、脱いだり着たりがしやすいデザインで厚すぎないものがおすすめです。防寒だけでなく、日焼け対策にも使えます。


靴下

靴下は登山用の厚めのものを選びましょう。
登山用靴下は丈夫で、保温性と速乾性にも優れています。厚みのあるほうが足を保護してくれて安心です。ただしNGなのは靴下の2枚重ね。靴下を2枚重ねると、足にマメができる要因になります。
またコットンソックスや、大きくてずれるソックスはNG。
かかとが剥けやすい人、外反母趾の人はあらかじめテーピングやマメ防止パッドなどを貼っておくといいでしょう。


ズボン

トレッキングパンツやジャージなどが動きやすくて便利です。最近では機能性のあるタイツに短パンやスカートを重ねるスタイルも人気があります。機能性タイツを厚手のストッキングで代用している女性を見かけますが、これでは機能をカバーできていません。濡れた時になるべく速く乾く素材のほうが断然快適に歩けます。同じ理由でジーンズもNGです。


ウェアの基本~レイヤードとは~

山歩きのときの服装には、基本的な考え方があります。それは「レイヤード」、つまり「重ね着」です。富士登山は特に温度の差が大きいので、重ね着はとても重要になります。レイヤードの基本は、暑くなったら1枚脱ぎ、寒くなったら1枚着ること。そのためには1枚1枚の服が厚すぎないほうが重ねやすいです。通常の登山では着たり脱いだりを繰り返して快適な温度を保ちますが、富士登山の場合はどんどん寒くなっていくので、服を重ねていくイメージです。出発時は半袖Tシャツからスタートして、肌寒くなったら長袖のシャツを重ね、さらに風が強くなってきたら防風ジャケットを足していくといった感じです。



気温と標高の関係は、「100m標高が上がると気温は0.6度下がる」と言われています。
たとえば標高0m付近の東京は32℃でフウフウ言っていても、富士山の山頂では約10℃でブルブル震えています。風が強い場合は体感気温はさらに下がります。正しいウェアリングが大切です。


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