富士登山の準備

富士山に登ろう②|登山のマナーや安全登山の知識

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富士登山に挑戦するには、まず安全登山のための知識とマナーを知ることが大事。山小屋での過ごし方、山でよくある緊急事態の対策など、富士登山計画に必要な情報をご紹介します。

富士登山のための予備知識とシミュレーション

チャレンジする富士登山のルートが決まったら、次は机上登山でイメージづくり。
安全に登山をするために、登山中のマナーや富士山の気温などを勉強しましょう。
富士山にトイレはあるの?動けなくなったらどうしよう?
よくある質問の項目をまとめたので、予め学んでおきましょう。


知っておきたい登山のマナー

登山マナー①山時間

山で出会ったら「コンニチハ」と言うのは知っていますが、ほかにはどんなマナーがあるのでしょうか?


山での行動は街での行動より2時間くらい早い、と覚えておきましょう。夏山の天候は午後になると不安定になる(雨や雷が発生しやすくなる)可能性が高いため、日の出と同時に動き出し、目的地になるべく早く到着するのが理想です。山小屋での夕食は5時頃が目安になり、9時には消灯します。消灯後はおしゃべりなどを慎み、寝ることに専念しましょう。


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登山マナー②登り優先

登山道を上りの人と下りの人がすれ違うとき、できれば下りの人が道を譲って上りの人に先に通過してもらいます。これを「登り優先」と呼んでいますが、必ず守らなければならないルールではありません。安全第一ですので、そのときの登山道の状況次第で臨機応変に対処しましょう。下りでは転倒しやすいため、特に注意が必要です。


登山マナー③ゴミは持ち帰る

山で出たゴミ(食糧のパッケージやちり紙、ペットボトルなど)はすべて家まで持ち帰ります。そのためにはゴミを増やさない工夫も大切です。お菓子類の余分なパッケージはあらかじめ家に置いていきましょう。小さな飴の包み紙などはポケットから落ちやすいので気をつけましょう。また自炊の場合は、残さず食べ切れる量で調理するのがポイントです。小さなポリ袋(レジ袋)を持っていくのがエチケット。


登山マナー④仲間とは一緒に歩く

単独の場合は別ですが、仲間がいるのなら一緒に歩くことが基本です。その場合、一番体力の弱い人にペースを合わせます。別々で行動することは、道迷いや遭難の原因となります。実は意外と多い遭難のパターンがこれなのです。体力の弱い人は仲間に遠慮してはいけません。体力に余裕のある人は、弱い人の面倒を見るくらいの気持ちで取り組みましょう。


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登山マナー⑤落石を起こしてしまったら

歩いていて、もしも落石をおこしてしまったら、または落石を発見した場合、ほかの登山者に聞こえるよう大きな声で「落石!」または「らーく」と叫びましょう。万が一この合図が聞こえたら、すぐに上方を確認して安全な方向に避難します。休憩するときは、落石がこない場所かどうか周囲(頭上)を確認することも大切です。


登山マナー⑥富士山は国立公園

富士山一帯は、国立公園になっています。国立公園内では、昆虫や植物をとることは禁止されています。きれいな花は観賞するだけ。とっていいのは写真だけ。このほかにも落書きはもちろん禁止、石を持ち帰ることもできません。美しい風景、豊かな自然を次世代につなげるため、思い出だけを持ち帰るようにしましょう。


山小屋でのマナーと注意点

山小屋に慣れていない方の為に、富士山の山小屋についてご案内します。


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