西湖ってどんな湖?

富士河口湖町に位置し、富士五湖のちょうど真ん中にあたる湖、西湖。
2010年、絶滅されたと言われていた「クニマス」が発見されたというニュースで注目を浴びました。
比較的水深が深く、透明度の高い綺麗な湖で、周辺には観光開発がされていないエリアも多く残っており、大自然を感じられる静かな環境で釣りを楽しめます。
また、湖が小さく水質が綺麗なため、船舶の数が制限されています。
そのため、マイボートの持ち込みは自主規制するよう呼びかけられています。
西湖ではどんな魚が釣れるの?

西湖では、ヒメマス、ワカサギ、ブラックバス、ヘラブナなど多彩な魚を釣ることができます。
中でも人気が高いのがここ西湖に多く生息するといわれる「ヒメマス」。
サケの仲間で、海と川を行き来していたベニザケが、海に下らず淡水で一生を過ごすようになったものが「ヒメマス」だと言われています。
水質が綺麗で冷たい場所でしか育たない特別な魚で、西湖はその環境にぴったりの湖といえるそうです。
解禁期間・遊漁料について

西湖では、解禁期間や遊漁料金が対象魚によって異なるので注意が必要です。
【解禁期間】
<ヒメマス> 3/20〜5/31 10/1〜12/31
<ワカサギ> 3/20〜5/31 10/1〜12/31
<ヘラブナ> 4/1〜12/31
<ブラックバス・雑魚> 3/1〜12/31
※1/1~2月末日までは全面禁漁となっています。
【遊漁料金】
<ヒメマス・ワカサギ >
大人 ¥1,500
女性・中学生 ¥750
小学生以下 無料
現場売り ¥2,000
<ヘラブナ・ブラックバス・雑魚>
大人 ¥600
女性・中学生 ¥300
小学生以下 無料
現場売り ¥1,000
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絶滅種とされていた「クニマス」の再発見に貢献したのはあの人!

西湖で70年ぶりに発見された「クニマス」ですが、その歴史的発見に一役かったのが、タレント兼イラストレーターで、東京海洋大学客員准教授でもある"さかなクン"なのです。
京都大学の中坊教授から、絶滅したと言われていた「クニマス」の絵を描くことを頼まれていたさかなクン。
より正確な姿を描こうと形が近い「ヒメマス」を西湖から取り寄せたところ、届いた魚が絶滅種と言われていた「クニマス」に酷似しているのではないかと判断したのです。
その後解剖やDNA解析の結果により「クニマス」と正式に断定されました。
ボートをレンタルできるお店

マイボートの持ち込みが自主規制されている西湖。
陸釣りだけでなく、ボート釣りもしたいと考えている人は、レンタルボートを借りるとよいでしょう。
レンタルボート店なら、釣りの道具も全て現地調達可能。
手ぶらで気軽に行くこともできます。
丸美
西湖北岸に位置する民宿「丸美」周辺は、なだらかな地形が続くエリアで、多くの釣人が拠点とするために訪れます。
西湖では珍しく遠浅の浜が続いています。
釣船 白根
湖の東側の好ポイント「前浜」にある「釣船 白根」には、長年のノウハウを活かして作られた仕掛け「白根スペシャル」が用意されています。
また、店内にはどこのポイントで何が釣れているかという最新情報も掲示されています。