【スポット1】富士ヶ嶺高原/朝霧高原 (山梨県/静岡県)

【スポット2】 田貫湖 (静岡県富士宮市)

キャンプ場をはじめとして自然塾や宿泊施設など、自然とふれあうための環境が整っている田貫湖。
この湖は富士五湖とは違い、農業用水を確保するために作られた人造湖、朝霧高原の南端に近い一角に位置します。
西岸は、湖面に映るダイヤモンド富士がたいへん人気の撮影スポットになっています。
南岸の田貫湖キャンプ場は視界の広い芝生のテントサイトで、星空を楽しむのに最適なところです。
無料駐車場はキャンプ場利用者でなくても利用可能で、車を置いて湖畔で星を眺めることが出来ます。
駐車場・トイレ情報:駐車場あり トイレあり
【スポット3】 水ヶ塚公園 (静岡県裾野市)

県道125号線富士山スカイラインと南富士エバーグリーンラインの接続点にある水ヶ塚公園は、五合目が通行止めになって行けない冬期でも利用できます。
そのため、天文ファンがよく望遠鏡での天体観察や天体写真撮影に利用しています。
標高1448mにあり見通しの良い公園です。
駐車場は広く休日などは夜間でもクルマの出入りがあるので、星の観察には照明や出入り口からなるべく遠ざかる場所がいいでしょう。
駐車場には照明もありますが、駐車場南側の「ふれあい広場」は照明の光が届かないため快適に星空観察ができます。
また公園西側にある腰切塚頂上展望台に登って富士山と星空を眺めるのもいいでしょう。
駐車場から10分ほどで登れます。
富士山スカイラインのマイカー規制時には登山者用のシャトルバスの乗り換え場所になるため、混雑にご注意ください。
駐車場・トイレ情報:駐車場あり トイレあり
【スポット4】 丸火自然公園 (静岡県富士市)

丸火自然公園は富士山のほぼ真南、国道469号線の南側に位置し、標高550~600メートルの緩やかな斜面にあります。
南北3.5kmにも続く広大な森は、人の手が入らない自然そのままの姿が魅力です。
園内にはキャンプ場やバーベキュー場(中央広場)、少年自然の家などがあり、自然好きのファミリーや学校などの野外活動に利用されています。
公園内はほとんどが天然の森林のため空を見通せるところは少ないですが、北部にある中央広場やキャンプ場近くのグリーン広場が星空観察におすすめです。
もちろん夜間でも自由にそこまで行くことが出来ます。
日常の喧噪から離れ、静かな森に囲まれながら、はるかな宇宙から届く星の光とじっくり向き合ってみるのはいかがでしょうか。
【スポット5】 富士山五合目 (静岡県)

・富士スバルライン五合目(静岡県鳴沢村)
・富士宮口五合目(静岡県富士宮市)
・須走口五合目(静岡県小山町)
・御殿場口五合目(静岡県御殿場市)
星を観察するには空気の透明度がとても大切です。
標高の高い場所ほどチリや水蒸気の影響が少なく、天体観察に適した条件になります。
車で登れる富士山の五合目は国内でも屈指の星空観察ポイントと言えるでしょう。
透明度の高い空では微かな星や、天の川の中の星雲や星団、暗黒星雲までもクッキリと見ることができます。
4ヵ所ある五合目は、富士宮口五合目が標高2380mと最も標高が高く、次いで吉田口の2305m、須走口の1970m、御殿場口の1440mと続きます。
いずれも天文ファンがよく天体の撮影や観測をしているポイントです。
下界が曇っていても雲の上に出られることもあり、雲海の上空は地上の明りが押さえられることによって最高の星空になります。
しかし、夜間は真夏でも気温が10℃くらいに下がる場所ですので、星を見に行く時は防寒服を忘れないようにしましょう。
富士宮口・富士山スカイライン、吉田口・富士スバルライン、須走口・ふじあざみラインは、夏山登山シーズンにマイカー規制が実施されます。
また各五合目とも冬期には道路通行止めになるので、交通情報に注意してください。
山梨県富士河口湖町
静岡県富士宮市
富士山西麓は、広大な牧草地の向こうに雄大な富士山がそびえるスケールの大きさが魅力の緑豊かでとても気持ちのいい高原です。
ここでの星空観察は、国道139号線にある道の駅「朝霧高原」や、139号線県境の三叉路から富士山側に1.6kmほど入ったところの「富士ヶ嶺公園」をベースにするのがいいでしょう。
道の駅はもちろんですが、富士ヶ嶺公園も駐車場とトイレが完備されています。
高原地帯ではどこでも星空観察に適していますが、農道から外れて牧草地に踏み入れないように気をつけましょう。
夏期は風向きによって霧が出ることも多く、それが地名の由来にもなっています。
霧が出ている場合、富士ヶ嶺公園のような高台から霧の上に輝く星たちを眺めるも楽しいものです。
駐車場・トイレ情報:駐車場あり トイレあり