展望台から望む富士山は絶景!八重山
まず最初にご紹介するのが、八重山の登山コースです。
八重山は標高530mの小さな山です。
上野原中学校の近くに登山コース入口があり、平均的なスピードで登れば、1時間前後で山頂に到着することができます。
麓には駐車場やトイレが完備されており、利便性も抜群です。
登山コースの道も整備されているので、初心者の方でも気軽に登山を楽しむことができます。
そんな八重山は、別名“五感の森”の名でも親しまれており、登山の道中には様々な植物が五感を刺激してくれます。
春には色とりどりのきれいな花を咲かせ、秋には赤く色づいた紅葉の様子に心落ち着きます。
頂上にある展望台からは上野原市内や富士山を眺めることもでき、美しい自然の絶景を堪能することができます。
電車・バス:JR上野原駅から新井行きのバスに乗車 「大堀バス停」下車
車:中央道上野原インターチェンジから8分 ※駐車場有り
上野原が誇る史跡「要害山」
要害山は、前述した八重山よりも200mほど高さを増した、標高約770mの低山です。
古くは甲斐・相模・武蔵の国境警備の砦があった山で、このあたりでは一番大きな史跡となっています。
要害山という名も、周囲を監視するための山であったことが由来となっているそうです。
そんな要害山の登山コースには、コヤシロ山をスタート地点にして二本杉山を目指す10kmのコース、コヤシロ山をスタート地点にして尾続山を目指す5kmのコースなどがあり、何度訪れても毎回違った登山を楽しむことができます。
アクセス:JR上野原駅から飯尾・鶴峠・松姫峠行きのバスに乗車 「鏡渡橋バス停」下車
中級者向けの登山コース!「高柄山」
上野原の山の中でも比較的中級者向きとされているのが、標高733mの高柄山です。
八重山や要害山よりも標高が高いだけでなく、登り下りが繰り返される非常にタフなコースが特徴です。
コースの長さは約13kmですが、最寄り駅から大丸の登山口まで歩いていける上に、御前山を経由すれば上野原駅の付近におりられるので、行き帰りの点では非常に便利です。
頂上からは、10万年もの時間の中で形成された河岸段丘の景色を望むことができます。
また、4月の中旬には「シュンラン」がきれいな花を咲かせたりと、四季を感じる草花の様子を鑑賞しながらの散策が楽しめます。
なお、当記事では登りやすさの観点で3つの山をご紹介しましたが、季節や天候によっては危険を伴う場合もありますので、事前にしっかりと準備をした上で登るようにしてください。
アクセス:JR四方津駅から大丸・千足峠を経由して徒歩35分