夜から登りだす場合のコーディネートは寒さ対策を
ご来光を見るために、夜中に出発する人もいるかもしれませんが、その場合は寒さ対策をしっかりと。というのは、夏でも夜間の気温は0度近くまで低くなるためです。しかもご来光を待つ間、歩いている時と違って熱が生み出されないので、かなり寒く感じます。夏でも防寒着を必ず持っていきましょう。
また、日差しをさえぎるために夏はハット型の帽子を持っていく人が多いですが、夜用にフリースやニットのキャップがあるとよいかもしれません。寒さ対策にネックウォーマー、薄手でよいので手袋を持っていってもよいでしょう。暗い中での行動には、頭につける懐中電灯である、ヘッドランプもマストアイテムです。夜中の行動が予定にない人も、薄暗くなってしまった時に必要なので、必ず携帯しておきましょう。
天気が崩れそうな時は、雨具プラス小物でコーディネート
初めて富士山に登る際、天気が崩れそうな予報なら、あきらめることをお勧めします。登山中に雨が降ると、視界が効かなくなり危険性がアップ。しかも気温も下がるので、快適さがぐっと低くなります。登山に慣れていない人にとっては、何より楽しくなくなり、二度と山に行きたくない!と思ってしまうかも・・・
それでも出かけたいという場合は、蒸れずに長時間雨の中でも過ごせる、性能が高い雨具は必需品。体を冷やさないためには、雨が降り出したらすぐに雨具のジャケットとパンツの両方を着て、ジャケットのフードもかぶること。足元の泥はねを防ぐゲイターもつけておけば、小石が靴に入ることも防げます。雨で荷物が濡れないよう、リュックサックにかぶせるザックカバーもマストアイテムです。