【223 Dream Project】眺めて叶える部門 滝本さんファミリー・インタビュー編

左から父 利幸（としゆき）さん 次女 瑞穂（みずほ）ちゃん 長女 優空（ゆら）ちゃん 母 明香（あすか）さん 三女 詩帆梨（しほり）ちゃん 祖母 森 栄子（もり えいこ）さん（千葉県君津市在住）
長女のゆらちゃん（6歳）

今回の“夢”の主役、長女のゆらちゃん（6歳）。
いつも持っているお絵描き帳片手にピース！

「眺めて叶える」部門で当選したのは、千葉県君津市の滝本明香（たきもと あすか）さんが応募された、「富士山をバックに、子どもたちが汚れることも気にせず、おっきなキャンパスに壮大な絵を描くこと」。
これは、娘の優空（ゆら）ちゃんの夢であり、もはや滝本さんご一家みんなの夢でもあるようです。
明香さんいわく、「普段から絵を描くのが好きで、どこに出かけるにもノートを持っていく」という優空ちゃんは、いつもテレビの前で立ち止まってしまう瞬間があるとのことです。
それは、大勢の子どもたちが汚れることも気にせずに体全体を使って絵を描き、カラフルに色付いたたくさんの段ボール箱を高く積み上げて大きな家をつくる、某建設会社のCMが流れたときでした。
「あのCMを見て、『これいいな、やりたいなあ』って言っているのを聞いていて、『いつかやろうね、きっとどこかでできると思うよ』って言っていたんです」（明香さん）

熱心に絵を描くしほりちゃん。
三女のしほりちゃん（2歳）もお絵描き大好きなのだそう。
お姉ちゃんの影響かな？

実際、明香さんは千葉県内で似たようなことができる場所を探していたそうです。
「でもやっぱり、なかなか実現できそうなところはなくて。そんなときたまたま、夫の実家が山梨ということで、春休みに富士急ハイランドに行こうと、いろいろインターネットで見ていたところ、今回の夢の企画にたどりついたんです。いいのを見つけた、と思ってすぐに応募しました」
ご家族に内緒でこっそり応募した明香さん。フジヤマNAVIからの、「当選が有力です」というメールを真夜中に見て、大興奮してしまったそうです。
「ああ、どうしよう、どうしようとドキドキして。でも、変に期待させてはいけないので、本当に決定するまでは誰にも言わないでおこうと。黙っているのは苦しかったですね（笑）」
そして、当選決定の連絡を受けた翌日、夕食で集まったご家族全員の前でいよいよ発表しました。
もちろん、優空ちゃんも興奮しっぱなしだったとのことです。
「言った瞬間に、『いつやるの？　明日？』と。『ちょっと待って、ちょっと落ち着いて』と、なだめるのが大変でした（笑）」（明香さん）

娘の“夢”を全力で応援してあげたいと語るご両親とおばあちゃん。和やかな雰囲気が微笑ましいです。

対照的に、発表を聞いた瞬間、「どういうこと？それはなんなの？」ときょとんとしていたご主人の利幸（としゆき）さんも、明香さんのお母さんの森栄子（もり えいこ）さんも、事態を飲み込めてからは大喜びしたそうです。
とくに、子どものころから富士山を見て育ち、「つらいときでも富士山を見ると、応援してくれているのかなと、プラス思考に考えられる」というくらい、富士山への思い入れが強い利幸さんは、感激もひとしおのようです。

「よくテレビでも、あなたの夢叶えますという企画がありますけど、まさかうちの子が、という感じです（笑）。子どものころの思い出というのは、大人になってもやっぱり覚えているじゃないですか。この子の一生の思い出になるでしょうから、本当にうれしいです。大人になったとき、今回のことを思い返してくれればすごく幸せですし、将来、子どもを産んだり、孫ができたりしたときにも、写真やビデオなどで見せてあげて、『自分が子どものときにこういうことをやったんだよ』と、語り継いでいってくれたらいいですね」

最後に、今回の主役の優空ちゃんです。
インタビュー時も、夢の実現にいろいろなイメージが膨らんでいて、本当に待ちきれない様子でした。
しかも、妹の瑞穂（みずほ）ちゃん、詩帆梨（しほり）ちゃんに加えて、「友だち200人ぐらいといっしょにやりたい」と、規模も富士山なみに巨大なものになりました。
そんな優空ちゃんの夢は、果たしてどんな形で実現するのでしょうか。