1. 富士登山の魅力とは?

2013年6月、富士山は世界遺産に登録されました。当初、富士山は「自然遺産」への登録を目指しており、「文化遺産」登録までには約20年の歳月を要しました。スケールの大きさと美しい姿から、あまたの伝承・神話・民話が生まれたとされる富士山は様々な方々の協力と努力によって世界遺産に認定された富士山に登るということは大変貴重な経験であり、今では世界的に有名になり、世界中で多くのファンをもつ富士山は、その雄大さ、自然、景観、全ての体験が貴重なものとなるでしょう。
パワースポットとしても魅力的な富士山

ガイドなしで富士登山できる?
富士山はフジヤマNAVIでご紹介している登山の知識や装備を準備しておけば、登山するのに難しい山ではありません。ただし、長時間の登山になる富士山に初めて登る人にとっては、初めてだらけの事できついと感じる部分も多いかもしれません。そうならないよう、以下の事前準備をお勧めします。
むしろ登頂の成否を決めるのは、持ち物(装備)と天候によることが大きいです。雨や強風の中の強行登山は危険ですので、引き返す勇気も必要。ゆっくりペースで確実登山を目指しましょう。
低山で予行練習(トレーニング)する
体調を考慮して、五合目で休憩を取る
高山病防止のためにも、五合目(富士スバルライン)で高度順応してから出発することをオススメしています。 毎夏30万人もいる富士登山者で起こる渋滞も、時差スタイルでゆったりと、安全登山かつストレスフリーな登り方をしましょう。
富士スバルライン五合目にあるレストハウス「雲上閣」では富士スバルライン五合目で唯一、登山前後の栄養補給に最適な「登山飯」をレストランで提供しています。登山口到着後30分ほどですぐに登山をはじめる方も多いですが、オススメは2~3時間程時間を置いて高度順応させてから登山を開始する事です。
2. どのルートから登るのがおすすめ?

富士山頂を目指す登山道には、主に4つのルートがあります。
一番北側が「吉田ルート」、そこから時計回りに「須走ルート」「御殿場ルート」、一番南が「富士宮ルート」になっています。この4つのルートは全て富士山の東側に集中していますが、登山口までの交通・アクセスはそれぞれ異なります。開山日も山梨県側と静岡県側で違うことがあり、事前の確認が必要となります。
また、登山口から山頂までの距離や標高差、山小屋の数などにも違いがあり、コースによっては経験者向き、初心者向きと区別されます。まずは、それぞれのコースの特長を把握し、自分と仲間の体力や経験に応じてどのルートを登るのがいいのかを検討してみましょう。
①吉田ルート

4つのルートの中でもっとも人気がある「吉田ルート」。毎年一番多くの登山者が登っています。初めて富士山に挑戦する人におすすめです。
②須走ルート

高山植物や樹木など自然豊かな「須走ルート」。途中で吉田ルートに合流します。
③御殿場ルート

富士山頂までの4つの登山道の中で、標高差・距離ともに長く、経験者向きと言えるのが、御殿場ルート。長いコースなので山小屋に一泊するのがオススメ。
最近は、富士山が持つエネルギーを体感できる富士登山を、パワースポットとして訪れる人が増えています。その人気は国内外にも及びます。夏の2ヶ月間だけで、毎年およそ30万人もの人が富士山に登っているのです。間違いなく富士山には、地球のエネルギーがあふれています。ぜひともこの夏には、富士山のエネルギーを全身で味わってみましょう。