山梨県の景色・鑑賞

富士山を写真に撮る! ご来光撮影の場所と時刻は? その他絶景ポイントは?

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四季折々の美しさを見せてくれる世界遺産の富士山。富士山や富士山麓に旅行に来たらやはり目に焼き付けておきたいものですね。でも、SNSにアップできないなんてもったいない! ぜひ富士登山の風景だけでなく富士山の姿もカメラにおさめて魅力を伝えましょう。こちらの記事ではご来光撮影の場所・時刻・方位や、遠くから富士山を撮影する絶景ポイント、撮影に便利な交通手段をご紹介します。

富士山はどこから撮影するのが良いの?

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富士山といえば「登山」「登頂」「ご来光」といった言葉を連想する方が多いのではないでしょうか。実際、前日から登って一泊してまた起きて登って、と5~6時間かけて登った先の、日本最高峰の山頂から見る朝日は特別ですし、とても美しいものですね。



しかし、その体験も込みの美しさと同様に、長い時を書けて形成された巨大で、雄々しく、それでいて誰もが親しく思い浮かべる富士山それ自体の姿もまた、とても美しいものです。登頂して見る富士山からの景色とは別に、富士山の四季折々の姿を見て楽しむのも、富士山観光の醍醐味と言えるでしょう。



今回は富士山からの景色と富士山を含む景色を撮影できる素敵なポイントをご紹介します。


ご来光を撮影したい? 富士山のご来光撮影場所とルートの関係

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富士山には主に4つの登山ルートがあります。北から時計回りに「吉田ルート」「須走(すばしり)ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」があります。このうちどのルートからの登頂を目指せば良いのでしょうか。
カメラ機材がどの程度の重さになるかにもよるとは思いますが、基本的にはできるだけ楽に登っていきたいですよね。ポイントは標高差や山小屋の数です。4つのルートの中で初心者にも登りやすいのは「吉田ルート」です。


吉田ルート

移動距離と所要時間:登り 7.5km/約6時間/下り 7.6km/約3時間
標高:山頂:3,720m
ポイント:
・山小屋が多めで休みやすい。最も初心者に向くルート


須走ルート

移動距離と所要時間:登り 7.8m/約6.5時間/下り 6.2km/約3時間
標高:山頂:3,720m
ポイント:
・山小屋が少なめのため休憩のタイミングに注意。経験者向きのルート


御殿場ルート

移動距離と所要時間:登り 11km/約7時間/下り 8,5km/約3.5時間
標高:山頂 3,715m
ポイント:
・7合目まで山小屋がないため、飲料水・食事・休憩に注意
・移動距離が長距離かつ標高差も大きいので経験者向きのルート


富士宮ルート

移動距離と所要時間:登り 5km/約5時間/下り 5km/約3.5時間
標高:山頂 3,715m
ポイント:
 ・傾斜がきつく身体が慣れない場合は高山病に注意
 ・山小屋多め。吉田ルートについで登りやすいルート


主な4つの登山ルートとご来光の代表的な撮影場所とポイント

【吉田ルート&須走ルート】
 撮影場所:吉田口・須走口の下山道の入り口付近から成就岳の間のエリア
 ポイント:登山者が集中するので混雑しやすい
御殿場ルート&富士宮ルート】
 撮影場所:
 ・駒ヶ岳側の浅間大社の南側の狭めのエリア
 ・三島岳側で浅間大社を北東に見るようなエリア
 ・剣ヶ峰の旧富士山測候所の辺りのエリア
 ポイント:
 ・南側のため、東から登る太陽が撮影しづらい
 ・剣ヶ峰は両側が崖なので暗い中の移動が危険で、撮影場所の確保が遅くなりがち
【その他の場所】
 朝日岳:南側のエリア
 ポイント:
 ・傾斜があまりないので立っていやすい。邪魔になるものがない


特に7月から9月にかけての夏の富士山登山の最盛期には、富士山五合目へのマイカーの侵入が規制される(マイカー規制)されるほど混雑します。この期間は登山者も多くなりますのでゆっくりとベストな撮影場所を確保することはできない可能性があります。とはいえ、登りやすい時期に登頂したいもの。8月中旬のお盆の時期など明らかに多くの人が夏休みとなるだろう期間やなるたけ週末をさけるなどの工夫をするとよいでしょう。天候のチェックも忘れずに。
なお、ご来光の撮影場所に向かう際にはトイレに早めに行っておくと、撮影の場所取りで苦労せずに済みますよ。トイレ待ちで困らないように、また機材を置いたままにして盗難リスクを負わないためにも気をつけたいですね。



ところで、日の出の時刻や方位は日によって変わっていきます。そのため、日の出の時刻や富士山頂に赴く前に、事前に日の出の時刻と方位を確認しておくことも、撮影のタイミングを逃さないために大切です。
以下のリンクで富士山頂の日の出・日の入りの時刻と方位を日付指定して計算ができます。朝日・夕日どちらもわかるのが便利です。1週間/2週間/1カ月/2カ月の4パターンで計算結果を表示することができるので、旅行日程や富士登山プランを考える際に参考にしてみてくださいね。(リンク先の「地名」選択肢を「甲信越」「富士山山頂」に、また日付を指定してから計算ボタンを押すと時刻を表示できます。)


2017年夏の富士山山頂の日の出・日の入り時刻(方位角)

2017年7月 1日(土) 日の出 4:21:11 (58.6980) / 日の入り 19:16:26(301.2462)
2017年8月 1日(火) 日の出 4:41:45 (65.2821) / 日の入り 19:00:33(294.5248)
2017年9月 1日(金) 日の出 5:06:12 (77.5475) / 日の入り 18:23:26(282.2028)
2017年9月30日(土) 日の出 5:28:07(91.2074) / 日の入り 17:41:32(268.5501)
※カシオ計算機株式会社のke!sanにて算出
※方位角:北を0度とし、東90度、南180度、西270度で表しています


「ダイアモンド富士」を撮影するならここから!

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さて、今度は富士山自体の姿を撮影してみましょう。



山梨県身延町には竜ヶ岳(標高1,485メートル)という山があります。この山から12月上旬から1月上旬の短い期間に限り、「ダイアモンド富士」を見ることができます。
ダイアモンド富士というのは、富士山の山頂にご来光が登る神々しい絶景のこと。冬の富士山に登るのは難しいですし富士山自体を目にすることはもちろんできませんが、竜ヶ岳からなら標高の低さもあって比較的登りやすく、富士山の存在感のあるより印象的な写真撮影ができるでしょう。



富士山情報は集めたけれど竜ヶ岳は初めてだし、しかも冬の登山はちょっと心配と言う方には、本栖湖憩いの森キャンプ場を通してガイド付きのトレッキングを依頼することが可能です。
1グループにつき1万円、5名以上から1名あたり2,000円の利用料で、ネイチャーガイドの方に道々の動物や草花について丁寧に説明を受けながら山の自然に親しむことができます。


竜ヶ岳トレッキング(本栖湖いこいの森キャンプ場)

約5時間、ネイチャーガイドが動植物を解説しながら案内 10,000円/グループ
※1名より催行
※5名以上から2,000円/人


富士山をどこから撮ろう? 世界の旅行者にも人気な絶景スポット

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