1. 富士山麓のサイクリングは初心者向け?
皆さんは普段ロードバイクに乗られるでしょうか?ふだん都内でロードバイクやクロスバイクでサイクリングを楽しんでいる方も、またはサイクリング経験があまりない初心者の方でも、もし遠征して自転車を楽しみたいという場合には、富士山周辺エリアに行くことをオススメします。絶景もさることながら、以下の点からサイクリングに向いているといえます。
ポイント1:エスケープしやすい
場所によっては麓であっても高低差があり、下り坂や上り坂も存在し、なかなか大変な箇所もあります。ですが、もし疲れたりすれば、近くの道路から公共交通機関に逸れる箇所がある御殿場エリアのエスケープポイントは、安心して走れる要素のひとつではないでしょうか?
ポイント2:富士五湖の景色が素晴らしい
サイクリングをしながら、富士五湖と呼ばれる湖たちの近くを通ります。これは本栖湖,精進湖,西湖,河口湖,山中湖を指す総称です。それぞれ特徴があり、本栖湖ではアウトドアレジャー、河口湖では観光など、それぞれの湖や場所の雰囲気を感じながら走るのも楽しいですよ!無理せず寄り道しながらスイスイ輪行するのもありです。
2. サイクリングで必要な持ち物、準備
①自転車
②ヘルメット
③グローブ(手袋)
④サングラス
⑤シューズ
⑥プロテクター、ウェア
⑦水分補給用の水筒
⑧宿泊用の私服、ルームウェア、備品、リュック(滞在する宿などに保管)
走るためには、まず上記のものを最低限用意しておくといいでしょう。グローブやプロテクターは転んだ際の保護用として利用しましょう。⑧の宿泊用の私服やルームウェアは、ゴール地点(1周した際の駐車場の車の中など)に保管しておきます。もしレンタサイクルなどで自転車を利用する場合は、荷物などをお店の人が宿泊場所のホテルなどに持っていってくれるサービスも行われています。
3. サイクリングする際の注意点は?
①冬のサイクリングは極力避ける
冬の富士山エリアでは、周辺も雪などが降る場合も考えられます。そうなった時、路面凍結やアイスバーンなどによるスリップは避けなければいけないので、季節を選んで。できれば春や秋がオススメです。夏ももちろん走りやすいですが、気温の影響も考慮して、休みながら走行しましょう。
②スピードを出しすぎず、安全運転を
一部走りやすい道があったとしても、他に歩行者やサイクリストがいる場合もありますし、また公共道路に入ると車の走行も増えます。しっかり計画を立てて、無理のない走行を心がけてください。
4. 富士山1周のサイクリングルート
スタートは河口湖からほど近い富士山パーキング(山梨県立富士北麓駐車場)です。ここから、本栖湖、白糸の滝、富士宮、御殿場、籠坂峠を通って戻ってくれば、富士山1周達成です。
経験の差などもありますが、サイクリングには余裕を持って日程は1泊2日、観光しながらサイクリングしたい場合はそれ以上の日程を組んで想定してスケジュールを組みましょう。
富士山パーキング(山梨県立富士北麓駐車場)〜富士ヶ嶺
途中見えてくるのは「青木ヶ原樹海」です。ここまでのルートは距離にしておよそ20kmほど。
毎年4月から5月の期間に開催される「富士芝桜まつり」です。開催場所は本栖湖のすぐそば。富士芝桜まつり会場は国道139号線沿い、富士ケ嶺へは県道71号線を通って行くので、少しルートは外れますが、イベント期間中であれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?