大人気の富士山みやげ「ふじシフォン」
一目見たら、誰もが笑顔になるシフォンケーキ「ふじフォン」。
ふじフォンは、見た目のかわいさはもちろん、しっとりふわふわの食感とそのやさしいあじわいで大人気の富士山みやげです。
こんなユニークなおみやげ、一体どんな人が考えたんだろう…と気になりませんか?
実際にふじフォンを作っている方に会いに行き、ふじフォン誕生までの秘話と、富士山を愛しているからこそ知るとっておきの富士山を教えていただきました。
シフォン富士は、手作りシフォンケーキの専門店。
元々野村さんが趣味で焼いていたシフォンケーキ、周りの「おいしいよね」という声が後押しとなって、平成16年に富士吉田市にお店をオープンしたそうです。
野村さんと野村さんのご家族の手によって生み出されるしっとりふわふわなシフォンケーキは、日本全国の、幅広い世代の方に愛されています。
「ふじフォン」開発者の野村さんの思い
ふじフォン誕生のきっかけ、それは、富士吉田市に富士山のお土産を作りたいという野村さんの思いでした。
今とは違い、富士山のお土産はなく、どこからでも綺麗に富士山が見られる富士吉田だからこそ、何か作りたい、と思った野村さん。
そこで、自慢のシフォンケーキで富士山を作ろうと考えたそうです。
まずは型作りから始まり完成まではなんと2年
まず、富士山の形のシフォンケーキを作るための型作りから始まりました。
型を作っては焼いて、焼きあがったシフォンケーキの仕上がりを見ては型を作り直し、これを何度も何度もくりかえしました。
納得のできるシフォンケーキが焼きあがるまでにかかった期間は実に2年でした。
一度聞いたら忘れない「ふじフォン」というネーミングは、野村さんのご主人のアイディアだそう。
お二人でご協力されてふじフォンは誕生しました。
野村さんが常に大切にしていたのは、「富士山に失礼があってはならない」という気持ちだそうです。
「ふじフォン」へのこだわりは素材へのこだわり
ふじフォンのこだわり、それは第一に、素材へのこだわりです。
できるだけ地元のものを用いたいと野村さんは話します。
ふじフォンに用いるのは、新鮮な朝霧高原の牛乳と、忍野高原の卵です。
また添加物は一切使わず、フルーツも生のフルーツをそのまま使用しています。
1番人気のプレーンと、季節限定の味も合わせたフレーバーのシフォンケーキは、どれも素材の味をしっかり楽しむことができるでしょう。
ふんわりした食感の秘密と富士山への愛
ふじフォンのふんわりした食感は、ひとつひとつ丁寧に泡立て、そしてひとつひとつ焼き上げるという、野村さんが家で焼いていたときと変わらないスタイルだからこそのもの。なんと、家庭用オーブンを6台使って焼いているとのことです。
手間暇かけて丁寧に作られたふじフォンは、野村さんの優しさと富士山への愛がたっぷりつまっています。
ふじフォン、それは私たちを楽しくさせてくれるもの
シフォン富士には現在、用途によって選べる5種類のサイズのふじフォンが用意されている。サイズによってふじフォンの雪のデザインと形が異なり、それぞれが違った表情の富士山を見せてくれます。
これらはすべて、野村さんの「楽しんでもらいたい」という気持ちから生まれたものでした。
野村さんは、「ふじフォンを通じて、縁起を担いでもらう、それが1番です。きっと気持ちが楽しくなると思いますよ。」と語ってくれました。
野村さんのとっておき富士山とは
いつも窓の外に富士山を見て育った野村さんのとっておき富士山は、なんといってもご自宅の居間から見える富士山です。
お店には、野村さんのご自宅の居間から撮影したベストショットが飾られています。
また、河口湖から望む富士山がとてもきれいだと教えてくれました。
(写真はご自宅の居間で撮影されたベストショット。
富士山と虹の見事なコラボレーション)
北岸から見ると、目の前には河口湖の水面が広がり、その先に裾野を大きく広げる優雅な富士山の景色が広がります。
さらに北岸は、桜と逆さ富士の名所「産屋ケ崎」や夏に甘く優しいラベンダーの香りに包まれる「大石公園」、紅葉する道を散歩できるウォーキングトレイルなど四季それぞれで見どころがありますよ。
河口湖畔から富士山を眺めながら優しい味わいのふじフォンなんて、いかがですか。
店舗情報
シフォン富士
所在地: 〒403-0003
山梨県富士吉田市大明見1244
TEL: 0555-24-8488
FAX: 0555-24-8488
店舗営業時間: 10:00~18:00
定休日: 第2,第4月曜日