忍野八海とは?
忍野八海は山梨県南都留郡忍野村にある、富士山の伏流水を水源とする湧水池です。国の天然記念物、富士山世界文化遺産構成資産、さらに水質も良いことから、全国名水百選にも選出されました。忍野八海の神秘的で厳かな雰囲気は、訪れるものの心を揺さぶり、魅了します。
そんな忍野八海は、昔から「神の泉」と呼ばれているだけでなく、雄大な富士山を眺められることから、パワースポットとしても名高いのです。実際に訪れてみると、日本人だけでなく、海外からの観光客も多く訪れていることに気が付きます。このように国内外からも高い評価を受けてます。
忍野八海の歴史
現在忍野八海がある場所は、昔宇津湖(うつこ)と呼ばれた湖でした。しかしその後西暦800年の富士山噴火の時に流れ出た溶岩により、湖は2つに分断されました。
分断された宇津湖(うつこ)は、忍野湖と山中湖というふたつの湖となりました。その後忍野湖は盆地へと変化し、富士山などの山々の湧水が池になりました。その湧き水池の代表が忍野八海です。
湧き水池は多数あるのにも関わらず、なぜ「八海」という名がついたのでしょうか。それは、富士山を信仰する人々が富士登山をするときに身を清める際に行った、八海めぐりが由来となったから。
忍野八海の水が、なぜ澄み切っていて美しいのかというのにも、理由があります。なぜなら、富士山の雪解け水が、不透水層という地下にある溶岩の中で数十年かけて、ろ過されているからです。
また、忍野八海のまわりは平地になったことで、お米の産地としても有名になりました。忍野八海の澄み切った湧き水は、農業用水や飲料水として人々に親しまれたのです。
観光の所要時間はどれくらい?
忍野八海にある池を歩いて回ると、1時間30分~2時間ほどかかります。じっくり見てまわると、それ以上の時間がかかるということを頭に入れておくとよいでしょう。
忍野八海のエリア内には、飲食店やおみやげ屋さんが多数あるので、歩き疲れたらお茶を飲んで休憩をしたり、おみやげ屋さんをみてまわったりするのもオススメです。
また、忍野八海は、残念ながら夜にライトアップを行っていません。夜になると忍野八海周辺は真っ暗になってしまい危険なので、日が沈む前に観光をしましょう。
忍野八海に行くなら周遊バスふじっ湖号!
ふじっ湖号は、富士吉田・忍野八海・山中湖を周遊するバスです。河口湖駅を毎日1日11便運行しており、「富士山レーダードーム館」、「紅富士の湯」、「忍野八海」、「花の都公園」など山中湖周辺を観光する場合に非常に便利に移動できます!
2日間乗り降り自由なフリークーポンもあります。
※クーポン提示で割引になる施設もあります。
買い物できるお店も近くにあります
忍野八海には、買い物ができるスペースがあり、ここで地元でしか買えない商品やお土産などを購入できます。
こちら湧き水が出ており、手水舎(てみずや)で手を洗ってみたり、実際に飲む事もできます。
忍野八海の涌泉8つをご紹介!
続いて、忍野八海の涌泉を8つ全て紹介していくので、ぜひ観光の参考にしてください。
また、忍野八海の8つの涌泉には石碑があります。涌泉の名称はもちろん、竜王名・和歌なども刻まれているので、巡りながらひとつひとつ確認していくと面白いかもしれませんね。
入り口に看板があります。奥には湧き水見学入り口と出ています